■ 初心者のための3Dプリンターサイト キャドじまん
3Dプリンター用のフィラメントにはいろいろな材質のものがあります。 PLA ,ABS ,PETG ,HIPS ,WOOD など目的により、使い分けをします。
・3Dプリントを初めてする人にとって、一番印刷しやすいのはPLAフィラメントの造形です。
・続いてPETGフィラメント、一番難儀なのがABSフィラメントの造形です。
それぞれのフィラメントには特性の違いがあり、造形の目的によりy使い分けますます。 例えば、
@ PLAフィラメントは、装飾品などの造形
A ABSフィラメントは、日用品や治具などの部品造形に
B PETGはPLAとABSの中間の特性をもっています。
・フィラメントの素材により、3Dプリンターの @フィラメント押し出し温度 Aヒートベッドの温度 を変える必要があります。
【フィラメント保管上の注意】
・フィラメントは大変湿気を嫌います。
除湿密封した状態で商品化されています。 フィラメントは開封していなくても、購入後1年以内に使うよう注意してください。
・3Dプリンター用フィラメントにはフィラメントの直径がΦ1.75o、Φ2.85o、Φ3.00oなどの種類がありますが、ここではΦ1.75oのフィラメントを紹介しています。
PLA (ポリ乳酸樹脂) |
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☆最大の特長:優れたプリントの安定性 ・3Dプリント用の樹脂素材として、HOBBYや商品サンプル製作などに一番使用されている 樹脂素材です。 ・ABS樹脂の代替品として開発されたコーンなどを原料にした植物由来の樹脂素材です。 ・優れている点: ☆ミス無く素早く目的の形に造形するに最適な素材です。 ・劣っている点: ☆造形物の強度不足。 壊れやすく、熱に弱い。 ・PLA素材はΦ1.7oのフィラメント状で、リールに巻かれています。 いろいろな色が選べます。 【フィラメントの保管上の注意】 ・保管は除湿した状態で行う。 素材には湿気を吸収する性質がありますので、除湿した状態で保管してください。 ・特に素材が湿気を吸収しやすく、素材が劣化しやすいので、製造後概ね一年以内に使い切るようにしてください。 |
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【フィラメントの仕様】 ・標準的なフィラメントの例 Φ1.75o 直径誤差+-0.10o以内 (重量:2.5g/m) ・高級なフィラメントの例 Φ1.75o 直径誤差+-0.050o以内 (重量:3g/m) 【3Dプリンターの温度設定】 ()は私の印刷設定値例です ・使用温度例:200〜230℃ (220℃) ・テーブル温度例:60〜80℃ (60℃) |
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ABS (ABSライク樹脂/レジン) |
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☆最大の特長:優れた機械的特性 ・ABS樹脂のような、高強度・靭性などが求められる3Dプリント用の樹脂素材です。 日用品、治具・工具など幅広い用途で使用される3Dプリンター用材料です また、3Dプリント後に切削などの機械加工ができ、ABS樹脂さながらの精度の部品を製作できます。 ・優れている点: ☆耐久性にすぐれています。 ☆耐衝撃性に優れています。 ☆曲げ強度や、引っ張り強度があります。 (応力のかかる部品、高強度・靭性が求められる部品で精度が求められる造形に向いています。) ☆耐熱性は70〜100℃程度です。 ☆酸やアルカリなど薬品による変化が少ない、耐薬品性があります。 ・劣っている点: ☆プリント時の厳密な温度が求められる。 (熱収縮性が高く、3Dプリンターの造形時に造形が反ってしまいやすい。) ☆常に乾燥させる対策が必要です。 (フィラメントの吸湿防止を徹底してください。) ・ABS素材はΦ1.7oのフィラメント状で、リールに巻かれています。 いろいろな色が選べます。 【フィラメントの保管上の注意】 ・保管は除湿した状態で行う。 素材には湿気を吸収する性質がありますので、除湿した状態で保管してください。 ・特に素材が湿気を吸収しやすく、素材が劣化しやすいので、製造後概ね一年以内に使い切るようにしてください。 |
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【フィラメントの仕様】 ・標準的なフィラメントの例 Φ1.75o 直径誤差+-0.10o以内 (重量:2.5g/m) 【3Dプリンターの温度設定】 ()は私の印刷設定値例です ・使用温度例:230〜270℃ (240℃) ・テーブル温度例:80〜120℃ (100℃) 【ABS樹脂を上手に3Dプリントするヒント】 特にABSは印刷中に反りが発生しやすい素材です。 @テーブルからはがれやすいので、市販の3Dプリンター用プラットフォームシートを貼る。 A3D印刷部の温度変化を少なくするため、発砲スチロールなどでプリンターを囲む。 (印刷中の室内温を常時55℃くらいに保持する) B造形物がヒートベッドに接する面積を極力最小にする。 C部屋の湿度を下げ、ファイラメントも十分乾燥させる。 (専用の乾燥BOXが市販されています。) D冷却ファンは動作させない(無効にする) |
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PETG (ポリエチレンテレフタレート) |
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☆最大の特長:機械的特性に優れ、さらに優れたプリント安定性があります ・PETGは、もともとペットボトルの材料として知られるPETの改良版です。 PETGはPETよりも丈夫で耐衝撃性に優れる 3Dプリント用素材です。 ☆PETGはPLA樹脂とABS樹脂両方の優れている特性を持っています。 ・優れている点: ☆3Dプリンター用PETGフィラメントは強度と造形安定性にすぐれる素材です。 また、強度や耐衝撃性も強く、 優れたプリント特性があります。 耐熱性は80℃程度です。 ☆半透明で光沢があり、見た目がきれい。 印刷時の反りやゆがみが少ない。 ☆ABSより耐候性がよく造形物の屋外使用に適する。 ・劣っている点: ☆PETに比べて印刷表面が傷がつきやすく、UV光にあたると弱くなります。 ・PETG素材はΦ1.7oのフィラメント状で、リールに巻かれています。 いろいろな色が選べます。 【フィラメントの保管上の注意】 ・保管は除湿した状態で行う。 素材には湿気を吸収する性質がありますので、除湿した状態で保管してください。 ・特に素材が湿気を吸収 、素材が劣化しやすいので、製造後概ね一年以内に使い切るようにしてください。 |
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【フィラメントの仕様】 ・標準的なフィラメントの例 Φ1.75o 直径誤差+-0.10o以内 (重量:2.5g/m) 【3Dプリンターの温度設定】 ・使用温度例:220〜250℃ ・テーブル温度例:70〜80℃ 【ABS樹脂を上手に3Dプリントするヒント】 @テーブルからはがれやすいので、市販の3Dプリンター用プラットフォームシートを貼る。 Aフィラメントの吸湿や高いノズルの温度などによって、3Dプリント中に糸を引く現象が 起きる可能性があります。 フィラメントの除湿、ノズル温度が高すぎないように 注意してください。 BPETGはABSフィラメントのような反りが起きにくいため、押出ノズルに冷却ファンが ついている場合は、クーリングオンでの印刷がおススメです 【フィラメントの機械的強度の例 (PolyMax PETG)】 ・ヤング率:1523±50(MPa) ・引張強度:31.7±0.1(MPa) ・曲げ強度:58.3±4(MPa) ・シャルピー衝撃強度:9.7±2.6(kJ / m 2) |
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